楓の森

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最新記事の要約とポイント:損保ジャパンと三井住友海上は本業赤字、災害・事故多発で損保に「人件費削減圧力」強まる

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日本の大手損害保険会社4社のうち、損害保険ジャパン三井住友海上火災保険は、2022年度に本業の保険引受利益が赤字になりました。具体的には、損害保険ジャパンは1980億円、三井住友海上は1590億円の赤字となりました。これは大きな変化で、なぜなら前年度の2021年度には、これらの会社を含む大手3グループは過去最高益を更新していました。その理由は、新型コロナウイルス感染症が広まったことにより、人々が外出を自粛し自動車事故が減少したため、保険金の支払いが減ったからです。

 

しかし、2022年度には状況が一変しました。自然災害が頻発し、保険金の支払いが増加したため、損害保険ジャパン三井住友海上は赤字に転落しました。一方、東京海上日動火災保険は前年並みの1165億円の黒字を確保しましたが、業界全体としては厳しい状況が続いています。これらの状況から、これらの会社では人件費の削減が進む可能性があるとの見方が広がっています。

 

※保険引受利益とは
保険料を受け取った後、保険会社が損害やリスクを被った場合に、その支払いをカバーするために必要な金額を差し引いた残りの金額です。つまり、保険会社は保険料を受け取ることで収益を得る一方で、将来的に支払わなければならない保険金を考慮した上で利益を計算しています。